スケートボードのウィールの選び方

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デッキとトラックを決めたら、その次はウィールを選びましょう。ウィールはたくさんの種類があり、本当に悩みます。硬さ、大きさ、接地面の幅などなど。

ウィールって何?

ウィールとは、車でいう”タイヤ”ですね。見たまんま。ですが、路面状況などに大きく関わってくる、とても重要なパーツの一つでもあります。

ウィールの種類アレコレ

まず、ウィールを大別すると「ハードウィール」と「クルーザーウィール(ソフトウィール)」の2つに分類することができます。まず、自分がどのような滑りをしたいのかによって、この2つのウィールのどちらかを選ぶことになります。

ハードウィール

簡単に言うと、ハードウィールはトリック用です。皆さんがイメージしている一般的なスケートボードに装着されているのが、このハードウィールです。小さくて硬めのウィールで、ガーガーと滑走音をたてます。

ハードウィールは路面に対するグリップ力が低いので滑りやすく、ショービットなど路面を滑らせるトリックに適しています。

クルーザーウィール(ソフトウィール)

クルーザーウィール(ソフトウィール)は、滑走を楽しむことに特化しています。トリックをするより、気持ちよくクルージングをしたい人向けで、クルーザーやサーフスケートに装着されています。

大きくて重く、路面に対するグリップ力が大きいので、滑り系のトリックには不向きです。ただ、ハードウィールのようにガーガーという滑走音が無く静かなので、ご近所さんに迷惑にならないよう、あえてクルーザーウィール(ソフトウィール)を装着しているスケーターもいます。また、路面からの振動が少なく、荒れた路面でも滑らかにすべることが可能。

ハードウィールのカラーは、ほぼ白と黒のみで面白味がありません。ですが、カラーバリエーションに富むクルーザーウィール(ソフトウィール)は、とてもオシャレでファッションとしても楽しめます。くれぐれも私のように「安い!」という理由だけで、ハードコアなデザインのサーフスケートに、白とピンクのマーブル系のウィールを装着するのは止めておきましょう。あまりにも違和感がありすぎて、微妙な気分で滑る羽目になります。

ウィールには硬さがある

ウィールを見ると、78A、99Aなど、〇〇Aと表記されています。これは、ウィールの硬さ示す数値で、この数字が大きくなるにつれて硬くなります。

クルーザーウィール(ソフトウィール)は、78Aや80Aくらいが一般的で、やわらかくて静穏性にすぐれているので、ラフな路面では静かに速く滑走することができます。

逆に、ハードウィールは硬く、滑走音も大きいです。トリック用には99A~101Aくらいが主流です。

アスファルトなど、街中の路面で滑走するならば。99Aのウィールがおすすめ。少し柔らか目なので、路面からの衝撃を吸収し、グリップ力もそれほど強くないので、トリックをするにも問題ありません。

もし、しっかりと整備されたスケートボードパークで滑走するなら、101Aなどの硬めのウィールが相性バッチリ。奇麗な路面上では、硬めのウィールにかなうものはありません。圧倒的なスピードで気持ちよく滑走できます。ですが、路面が荒れているところでは、衝撃がダイレクトに足へと伝わってきます。

つまり、自分の滑る環境に合わせてウィールは選んだ方が良いということです。99Aが無難といえば無難ですが…こればっかりは路面状況に左右されるので、なんとも言えません。ただ、本当にウィールの硬さで乗り心地が全く違ってきます。

ウィールにはいろんなサイズがある

ハードウィールかクルーザーウィール(ソフトウィール)のどちらにするかを決定したら、次はサイズです。サイズは1mm単位で細かく分けられていますが、それほど重要なものではありません。トラックの高さによって左右されるので、それさえクリアすれば後は自由です。

多くのストリート系スケーターが選ぶサイズは、50mm~55mm。口径が大きくなれば、路面の粗さにも負けませんし、速く滑走することもできます。逆に、小さい口径のウィールならば、路面の粗さに影響されますし、速度は出ません。ですが、車高が下がった分、細かい動きに安定性が出てきます。人気のあるサイズは、51mm~53mmです。

クルーザーウィール(ソフトウィール)は、ハードウィールよりも口径が大きめのものが多いです。

54mm~56mm程度の口径ならそれほどスピードは出ませんが、軽いのでオーリーなどちょっとしたトリックも簡単にできます。ただ、ハードウィール同様、小さい小石などに引っかかりやすいのが難点。また、滑走音が小さいので、ご近所さんがある場所でのオーリーの練習などには最適でしょう。

56mm~60mmの口径のウィールは、走る楽しさを提供します。粗い路面でもそれほど気にせず滑れ、小石や細かい段差も問題無し。ストレスフリーで滑走できることから、一番人気のあるサイズですね。

60mm~64mm程度の口径までくると、かなりスピードが出ます。また、口径が大きく柔らかいので、ほぼどんな路面に対応可能。ただ、ウィールがデッキに触れてしまう可能性があるので、トラックとデッキの間にスペーサーを入れ、高めのセッティングにしないといけません。

クルーザーウィール(ソフトウィール)は、単純に口径が大きくなればなるほど、スピードが速くなります。

ご近所さんが気になるならソフトウィールが最適!

スケートボードは、けっこう騒音が気になるスポーツです。アスファルトの上を滑っていると、「ガーッ、ガーッ!」と大きな音を立て、しかも、遠くまで響きます。さらに、オーリーをしようものなら、「カツッ!ガタンッ!」とより大きな音を奏でます。やっている本人はあまり気になりませんが、遠くからスケーターを見ていると、けっこう音が聞こえてきます。夜勤明けで疲れて寝ていたり、試験や受験勉強中、寝かしつけた赤ちゃんが起きてしまったり…などなど、「うるせーっ!!」となること間違い無し。

そんなあなたに最適なアイテムがあります。それが”ソフトウィール”。読んで字のごとく、ソフトなウィールのことです。柔らかい素材なので、衝撃を吸収するから騒音もかなり軽減されます。ご近所さんとトラブルになったら、後々の生活に支障がでるので、そうならないためにも、はじめからソフトウィールを用意しておきましょう。

それに、ソフトウィールだからフルコンクリートのスケートボードパークは滑れないとかありませんから。スピードもいうほどハードウィールと変わりませんしね。私的にはソフトな乗り心地が好きで、路面からの振動があまり伝わってこないのも良いですね。ただ、ショービットやミニランプでのリバートといった、路面を滑らす系のトリックができません。ソフトなだけにグリップ力が強いですから。

フルコンクリートの綺麗な路面ならハードウィールが一番!

上記ではソフトウィールが好きと書いたのですが、実際に装着しているのはハードウィールです。というのも、基本的にスケートボードパークで滑るようにしているから。まず、住宅街では滑りませんし、アスファルトで滑る場合でも、かなり綺麗な路面のところにしか行かないので。

車で1時間圏内のところに、今年できたばかりのスケートボードパークが2つあり、当たり前ですが路面が非常に綺麗なので、ハードウィールのが絶対に良いです。路面に凹凸がないので、スーッと滑っていけるのがとても快感で、パワースライドでキュキュッと止まったりすると、「俺様かっこいいんじゃね?」と勘違いしてしまいます。

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