スケートボードのトラックの選び方

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トラックは、足回り部分なので、スケートボードの滑走に大きな影響を与えるパーツの一つです。デッキ選びよりは慎重にならなくても良いですが、それでもブランドにより個性があるので、自分に合ったものを選ぶのがベストです。

トラックって何?

デッキが決定したら、次はトラックを選ばなければなりません。トラックとは何かというと、車でいう”足回り”のことです。足回りというと、想像できると思いますが、これまた安定性に大いに関係してきます。車でもそうですよね、足回り次第で乗り心地が大きく変わってきますよね?スケートボードも同じで、トラックが違うだけで、滑りの影響はもちろん、トリックにも大きくかかわってきます。

スケートボードは、つま先に体重をかけると、顔の正面側(お腹側)に曲がり、逆に踵に体重をかけると、後頭部側(背中側)に曲がります。その曲がりに大きく影響するのがトラックです。また、トラックの役割はそれだけではなく、トリックをするときのテールをはじくタイミングにも大きく影響を与えます。

トラックの代表的なブランド

トラックを作っているブランドはたくさんありますが、ここでは世界3大メーカーをご紹介しましょう。この3ブランドならまず間違いはありません。

インディペンデントのトラック

インディペンデントは、なんちゃってスケーター(ファッションのみで滑らない人)でも、このブランドのロゴが入ったTシャツ・トレーナーを着ているくらい有名です。

後に紹介する2つのブランドと比較しても、可動域が広く、ターン性能に優れています。また、車高が高く、55mmのウィールでもスペーサーを装着しなくても使用できるほど。オールラウンドのスタイルに対応し、なかでも、テールの叩き心地が軽めで、クイックな動きに対応できます。

サンダーのトラック

他の2ブランドのトラックより、軽量なことで知られています。また、車高が低く、Hiを選んでも、他のブランドのLoくらいの高さです。車高が低い分、安定感にすぐれており、早いスピードでも問題なし。可動域もしっかりとしており、加えて軽量なので、すべてのトリックに力を必要としません。

ベンチャーのトラック

他の2ブランドよりも可動性が硬め。そのため、最も安定性に優れています。可動域が硬いので、体重を掛けた時の傾きが小さく、また幅も狭いのでグラつきにくいようです。テクニカルなプロスケーターに好まれ、テールをしっかりと蹴ることができるので、タイミングが取りやすいと評価されています。

私の感想

私は、インディペンデントHiとベンチャーLoのトラックを使ったことがあります。結論から言いますと、インディペンデントHiの方が好きです。たしかに、ベンチャーLoは低くて安定しました。でも、その分旋回性能がインディペンデントHiに劣ります。また、太目のデッキ+幅のあるトラックを選んだので、たとえHiになっても安定感は抜群でした。

たしかに、ベンチャーは旋回時にすごく安定していました。が、私はもう少しソフトな旋回をする方が好きで、それにちょうど当てはまったのがインディペンデントのトラック。最初から装着されていたブッシュが柔らかめだったのですが、それでも、インディペンデントのトラックの動きの方が好きでしたね。

乗り比べができると一番良いのですが、それは予算的にも難しい。かといって、これが一番と言うことはできません。人の感覚なんて十人十色なんですから。私的には、インディペンデントの方がキックターンがしやすくなりました。でも、当初は、車高が上がった分、オーリーが難しくなりました。今では特に問題ではありませんけど…というほどオーリーができません。

トラックはHiのが良いんじゃない?

トラックの高さにより、若干安定性が変わります。また、旋回性能が大きく変わってくるので、ミニランプやボールでの取り回しの良さに関わってきます。

実際、インディペンデントのHiを使うようになって、ターンが圧倒的にしやすくなりました。これは車高が高いトラックのメリットの一つです。他には、オーリーの高さへの影響、大きめのウィールがライザーパッドなしで使用できる。ミニランプ・ボールでひっかかりにくい…などなど。

車高が低いトラックのメリットなんて、安定性くらいのような気がするので、その辺はデッキやウィールのサイズで対応した方が良いような気がします。トラック選びに迷ったらHiをチョイス!!といっても、あるブランドでLoと表記されていても、他ブランドではHiくらいの車高があったり、その逆もあったりと、ブランドによりバラバラです。購入の際は、車高を確認して決めましょう。

トラックは重たい方が安定する!

トラックとは、車でいう”足回り”のこと。ということは、車同様、足回りの重量があれば、安定性も向上するということ。安定性が向上すれば、速いスピードでも無問題。同じトラックのHiとLoなら、当然にHiの方が重量は増します。

「重量により安定性がますならこれに決まり!!」という風に、単純ではありません。デメリットとしては、重たいからオーリーしにくい…、重たいから回しにくい…など、問題もあります。男性の私からすれば、「男なんだから鍛えろ。日々筋トレに励め!!」と言いたいところなのですが、問題は子供と女性。特に、子供にとって重量は大きな問題ですよね。

トラックは軽いほどトリックがしやすい!

当たり前のことですが、軽量なトラックほど動かしやすい…つまり、オーリーや回し系トリックがやりやすいということ。男性にはそれほど気にならないかもしれませんが、筋力の弱い子供・女性にとっては重要なことですよね。

同タイプのトラックなら、当然にLoよりHiのが重くなってしまいます。ですが、少し値段は上がりますが、上位タイプとして軽量化したトラックも販売されています。また、サンダーのトラックは軽量で有名ですので、特にブランドにこだわりがないなら、サンダーのトラックも良いかもしれませんね。

トラックは消耗品です

ミニランプのコーピングでガリガリ、ボールの縁でガリガリ、レールでガー…と、トラックはいじめられ放題のため、いつかは壊れます。かなり丈夫なトラックですが、ストール、スミス、グラインドなど、激しくトラックを滑らせれば当然ですよね。まだまだその域に達していない私には、全く関係無い話ですけどね。

「だからどうしたの?」という感じですが、ただ単に、トラックは消耗品ですよというお話です。

お友達のスケートボードを借りてみよう!

スケートボードをしていればさまざまな出会いがあります。ということで、思い切ってその方たちのスケートボードに乗らしてもらいましょう。でも、まちがっても、トラックをガリガリするのはダメですよ。本人の了承を得たなら良いでしょうが、いきなり何も言わずにやっちゃったら大問題。というか、人としてどうなの?ただ、プッシュをしてターンするだけでも、十分トラックの性能を感じることは可能ですので、穏やかにいきましょう。

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